初心者向けボタン式アコーディオン“エバリーニ”
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アコーディオンの豆知識

  1. 熱に弱い
    夏場の車内や日の当たる場所などに置いて高温の状態が続くとナイロン製の空気逆支弁(※)が熱によって添ったり曲がったりします。そうなると音がビビったり、詰まったりする原因になります。

    ※空気逆支弁とは
    1つの音に対してリードが2枚付いています。蛇腹を引く時に鳴るリードと戻す時に鳴るリードです。同時に音が鳴ってしまわないように空気が逆戻りしないための弁



  2. 湿気を嫌う
    リードの錆びの原因となり、錆びるとピッチが変わってきます。 また直接リードを息でならしたりすると水滴がかなりついてしまうので湿気をしっかり取らないとトラブルの元になります。



  3. ほこりを嫌う
    空気漏れや音の変化に大きく影響してしまいます。 使用していると、どうしても細かいほこりが内部に 溜まっていくので、できるだけ布などをかぶせておく方がよいです。



  4. 振動が苦手
    リードを止めている蜜蝋が取れて空気漏れなどの原因になります。 また衝撃でベース部のアクションが外れる事があります。 持ち運びの際には、ぶつけたり、倒したり、落としたり等の衝撃に気をつけましょう!!

    ※蜜蝋に混ぜ合わせる松脂の種類や混合率によって粘着力が違います。



  5. 右手配列の仕組み(楽器を構えた状態)
    • イタリア配列
      左斜め下に向かって半音ずつ上がっていきます。

    • ベルギー配列
      右斜め下に向かって半音ずつ上がっていきます。



  6. 左手配列の仕組み
    • フリーベース
      1つのボタンで1つの音しか鳴らないので一度に2、3のボタンを押さえて和音を構成します。クラッシック音楽に使用される事が多いです。

    • スタンダード
      1つのボタンで和音が鳴ります。



  7. ピッチ
    使用頻度にもよりますが、多少狂ってきますのでプロの方はよく 3年に一度くらいは調律に出されているようです。



  8. 製造過程
    気が遠くなる程の非常に面倒な製造工程を経ています。
    • 木の加工

    • 蛇腹の製作

    • メカ部分の組み立て

    • セルロイド貼り

    • 調律

    調律
    リードは本体から出して調律した場合と中に入れた時とでは音程が違うのでいちいち出し入れして調律をしなければなりません。製造時にはこの全てのリードを調律するのでとても気が遠くなります。



  9. 蛇腹の材質
    蛇腹の名称の由来は蛇のお腹のような形状からきています。 蛇腹が紙から出来ているということは意外と知られていません。

    ボール紙を山・谷というように組み合わせて伸縮自在に作られていて 引っ張ると10倍程には伸びます。 ここに溜め込んで空気を上手に使い、音の強弱で曲に表現をつけます。

    しかし紙だけでは強度面が十分でない為、布で周囲が補強されています。 長期間、放置したままにしておくと、この紙の部分にカビがついたり 虫に食われてしまう事があり、空気漏れの原因となります。

    また無理に引っ張ると紙が破れ、これまた空気漏れの原因となります。
    常に楽器に触れて風通しを良くする事が蛇腹の一番の手入れになります。



  10. アコーディオンの音色の表し方
    アコーディオンの中にはハーモニカのようなリード箱が入っています。このリード箱の音色をH、M、Lと表記します。 Hが高音、Mが中音、Lが低音という意味です。

    H、M、Lで入っているリードの数を表しています。 例えばMMとあれば中音のリードが2つ入っているということです。 MMLとあれば中音のリードが2つと低音のリードが1つの3種類になります。HMMLだと高音のリードが1つ、中音のリードが2つと低音のリードが1つの4種類になります。

    このようにリード箱が増えれば音の幅も広がりますが、楽器の重量も 増えます。



  11. リードの数
    アコーディオンには何枚リードが入っているのでしょう?

    例) 右がMMの37音、左が60ベースの小型タイプの場合

    1枚目のMが蛇腹を
     開く時に鳴るリード37枚
     戻すときに鳴るリード37枚

    2枚のMも同じ数になるので、右は計 148枚になります。
    左は12音の4列×2倍=96枚になるので、小型タイプでも合計すると244枚になります。

    さらに50音ある音域の広い大型のHMMLで、左に3色の切替えが 出来るタイプになると右50+50×4列=400枚。左12×2×7=168枚。合計568枚にもなります。

    これを手作業で調律・修理するわけですから、本当に気の遠くなる作業だと思います。



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